ハローワーク、ある会社の実態

この不況の中、ハローワークに沢山の人が通う姿をニュースで見ると、以前私が勤めていた会社の事を思い出します。以下に書くことは、もちろん全ての会社に当てはまるわけではないので、『中にはそういう会社もあるのか~』という感覚で読んで下さいね。もしあなたがハローワークで紹介された会社に面接に行って、不合格だったらどう思いますか?『自分以外の人が受かったのだな』『定員が一杯だったのだな』『自分の何がまずかったのかな』こんな風に思うかもしれません。

しかし・・・ハローワークに求人情報がある会社の全てが求人しているとは限りません。正確に言うと、『人は募集しているけどハローワークからの紹介の人は募集してない』という会社もあるのです。私が今までに勤めた会社(いずれも小規模)で3社そういうことがありました。

私は事務や総務の仕事をしており、時には採用にも関わっていました。(人事権はなく、あくまで募集や面接の手配です)人員は常に不足しており、人の入れ替わりも激しく、お金をかけた募集広告はたびたび出していました。時々、ハローワークから面接してくれないかという電話が来る事もありましたが、上司に確認すると回答はいつも『ハローワーク経由の人は採用はしない。

面接も断ってくれ』でした。別の会社の社長曰く『ハローワークに情報を載せているのは、頼まれたりして仕方なくの面がある。しかし実際に面接しても採用したい人材はいなかったし、本当はハローワークに情報を載せたくないくらいなんだ。

ハローワーク経由の人材はうちにはいらない』。(もっとストレートな表現の事を言っていましたが、ここではちょっと書けません・・・)つまり、わざわざお金をかけて求人サイトや求人誌に募集広告は出しているけど、ハローワークからの人材は初めからシャットアウトしているという事です。え~・・・そんなう・・と個人的には思いましたが、会社の方針ですのでハローワーク経由の応募に対しては『すみませんが現在空きがなくて』と答えていました。

そんな会社、こっちから願い下げだ!と思う人もいるでしょうけど、そういう事もあるので、ハローワークでの活動が上手くいかなくてもあまり落ち込まないで欲しいなぁと思います。これはもう全く本人のせいではないのですから。最後にもう一度念を押しますが、こういう会社ばかりではないですからね。

あくまで私が見た3社の話です。

求職ということについて考えると

私は若いときと失業したときに求職という活動をしていたことがありますので、こういうものの苦労というのはよくわかります。というのは、最近は新卒者でも真面目に就職しようとしてできないということがあるということを知っているからです。

これは、かつては人が足りなくて困っていた企業が、都合よく使える人材を雇用できなくなり、社員の首すら切らなくてはならなくなったということがあります。企業は社員を養い、社員はその企業のために働くからこそ企業は存続できるということがあるはずなのに、最近は最初から就職させないということがあって、かなり狭き門になっているということがあるので、そういう点ではどちらも損をしているということがあるのだと思います。

実際、現在就職できない若者たちは私たちの世代よりも能力的にはかなり優秀な人たちでして、彼らが就職できないというのは本来はおかしなことなのです。企業はそのへんのバランスというものも考えて決めなくてはならないと思います。